第22回大網白里市国際交流協会総会 レポート

平成27年5月30日(土)大網白里市中央公民館講堂において、平成27年度年次総会が開催されました。

総会には、大網白里市長、大網白里市議会議長他10名の来賓にご臨席を頂き、会員約60名出席の下、盛大に挙行されました

田村会長による開会の挨拶に引き続き、金坂昌典市長 ご祝辞、及び花澤房義議長からご祝辞を頂き、来賓一人ひとりの紹介の後、議題の審議に入りました。

昨年度の事業活動報告、収支決算報告、本年度活動計画と収支予算に関し厳しい質問も提起されましたが、無事承認され、最後に、4名の新理事の就任と役割委任の承認を得て閉会しました。

総会終了後は、会場にてミニ・パーティを開催し、来賓及び会員との親睦を図りました。

 

田村会長の挨拶

 

皆さん、こんにちは。本日は、平成27年度第22回大網白里市国際交流協会の総会に当たりまして、多数の会員皆様のご出席をいただき、誠にありがとうございます。

また、金坂市長様を初めといたしまして、各方面より多数の来賓の皆様のご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、この1年間を振り返ってみますと、協会発足以来の方針と活動を堅持しつつ、更に将来に向かって活動の幅が広がった1年間であったと考えております。

主な活動としましては、城西国際大学留学生との交流会を毎年実施しておりますが、1昨年から実施しております出身国別留学生による日本語スピーチ大会では、日本に来て間もない留学生が、流暢な日本語で日本社会について理解しようとする大変すばらしいスピーチを披露していただいております。

また、昨年から大学と協会の共同プロジェクトによる「UCHINOKO Project」が発足しました。これは、留学生の皆様が会員の家庭に気軽に日帰りホームビジットをする事により、多様な異文化交流を家族ぐるみで体験する事が出来るシステムになっております。そして、ホームビジットを受け入れる会員家族の皆様にとっても久しぶりに子供たちが我が家に帰って来る様なそんな楽しい日となっています。短い半日だけの交流でございますが、留学生の皆さんに日本社会を少しでも理解して体験していただく事は大変重要なことであり、意義のある事だと思っております。

また、協会主催による国際食文化交流会は、毎年、多くの皆様の参加による盛大な食文化交流会となっております。いろいろな国から来ている在住外国人の皆様のご協力による料理、歌、踊りや日常生活の紹介があり、参加された皆様には大変好評で毎年楽しみにされております。国際食文化交流会は、地域における密着した異文化交流の原点となっており、地域のグローバル化に極めて重要な行事となっております。

次に、昨年4月から行政と協働で発足いたしました多文化共生推進協議会は、現在までに3回の協議会を開催しております。この間、本市在住外国人の皆様にアンケート調査を実施し、本年4月下旬には行政手続法に基づいてパブリックコメント(意見公募)実施しました。大変前向きで建設的なご意見があったと聞いています。今後は調査結果を踏まえた各方面の意見を集約しながら、具体的な多文化共生推進プランの実施計画の策定に進む予定となっています。実施計画は平成27年度(本年度)を初年度として東京オリンピック・パラリンピックが開催される平成32年度(2020年度)までの6ヵ年計画で実施する予定となっております。

また、現在、市内在住の外国人登録者数は、昨年の12月末現在で553人でしたが、本年4月現在で611人となっております。 僅か4か月間で10.5%の急激な伸びとなっており、国際化も着々と進んでおります。私たちは、地域に住む外国人の皆様が安全で安心した生活が出来るように行政と緊密に連携しながら、出来る事から積極的に活動を推進して参りたいと思っております。今後とも、皆様方の暖かいご支援ご協力をお願い致します。

 

来賓祝辞

 市長 金坂 昌典 様

 

 みなさんこんにちは。大網白里市長 金坂昌典でございます。

 本日は、平成27年度大網白里市国際交流協会総会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。

 また、平素は本市における国際交流・国際協力・多文化共生の推進に格別のご支援をいただいておりますことに厚く御礼申し上げます。これに加え、昨年度は「大網白里市多文化共生推進プラン」の策定に向け、協議会等において多くのご意見をいただきましたことに、重ねて御礼申し上げます。

 さて、昨今の我が国の現状を見ますと、経済をはじめ、情報・文化・芸術等様々の分野でのさらなる国際化が求められております。本市には、人口の約1%にあたる500名余りの外国人の方々が在住しており、地域の方々と互いの文化を認め合いながら地域づくりに参加できる「多文化共生」の環境づくりがますます必要になってまいります。市としましては、多文化共生推進プラン策定を契機に、「国際交流と国際協力、多文化共生」のまちづくりが身近なものとなりますように施策を更に推進してまいりたいと考えております。国際交流協会の皆様には、多文化共生社会の実現のため、今後も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 終わりに、大網白里市国際交流協会のますますのご発展と、会員の皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お祝の言葉とさせていただきます。

 

来賓祝辞

 市会議長 花澤 房義 様

 

こんにちは。大網白里市議会議長 花澤房義 でございます。

本日は、平成27年度大網白里市交際交流協会総会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。

 また、当協会が本市国際交流事業の中心的な役割を担い、ご活躍いただいておりますことに感謝申し上げます。

 さて、本市国際交流協会は、城西国際大学留学生との交流会、地域の外国人の方々との食文化交流会や視察研修等、毎年、様々な国際交流事業を企画、立案し、積極的な活動を行っております。

 昨年度は、それらに加え、本市で「多文化共生」の推進を検討していくうえでも多大なご協力を頂いたところです。

 市議会といたしましても、「多文化共生」に対応した環境づくりの一助となるように、協会のみなさまとともに、国際交流を中心とした施策がより身近なものになりますよう、協力して参りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 終わりに、大網白里市国際交流協会のますますのご発展と、会員の皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お祝の言葉とさせていただきます。


 

平成27年度協会役員・委員名簿の承認


新たに4名の新理事の就任、及び委員役割について承認を得ました。