日本語支援Mクラス開講

 今年度(2019年)4月より日本語支援クラスに新たなMクラスを設けて、その初回クラスを4月27日(土)に開講しました。このMクラスは、昨年度から開始した当協会独自の日本語支援Sクラスの追加として、毎月第4土曜日の午前11時から午後12時30分まで開講します。

 従来の「たのしい日本語教室」のA,Bクラスと日本語支援Sクラスでは、一人の教師が複数の学習者を相手にクラス形式で授業を行うのに対し、Mクラスでは、外国人参加者(学習者)と日本人学習支援者が、基本的に1対1で会話をしながら、日常のコミュニケーションや教材学習を通して相互理解を深める事により、外国人参加者の日本語能力を高めることを目的としています。このクラスでは、学習支援者は、個々の外国人参加者の日本語能力レベルと学習希望内容に合わせて対応します。

平井委員長によるオリエンテーション
平井委員長によるオリエンテーション

 Mクラスの開始に当り、市の広報紙「おおあみしらさと」を通じて外国人参加者とボランティアの日本人学習支援者を公募したところ、従来の「たのしい日本語教室」及びSクラスの学習者及びボランティア学習支援者に加え、相当数の一般応募がありました。日本人学習支援応募者には、4月24日(水)に平井日本語教室委員長によるオリエンテーションを開設し、Mクラスの基本方針、学習支援者としての心得などを受講した後、4月27日(土)の本番に臨んで貰いましたが、現状では日本人学習支援者の数が外国人参加者の数を上回っており、一人の外国人参加者に対して複数の学習支援者が対応する状態となっています。

 学習形態としての対話方式は外国人参加者から高い評価を得ており、一方、学習支援者側も外国人との会話を楽しみながら、多文化共生推進活動に参加できることに大きな意義を感じているようです。

 大網白里市の日本語教室は、大網白里市多文化共生プラン(平成27年度制定)に基づいた日本語教室(日本語Aクラス、日本語Bクラス、日本語支援Sクラス、日本語支援Mクラスで構成)と日本語教室を補完する場としてのグローバル・カフェを運営しています。事業の効果や成果、波及効果については学習者や参加者の皆様から一定の評価を得ており、大網白里市の標語である「住みたい・住み続けたいまち」の裏付けともなっております。引き続き皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い致します。