<田村隆文会長の挨拶>

 皆さん、こんにちは。本日は、平成30年度第25回大網白里市国際交流協会の総会に当たりまして、多数の皆様のご出席を頂き、誠にありがとうございます。また、大網白里市長 金坂昌典様をはじめといたしまして各方面より多数の皆様のご臨席を賜り、厚く御礼を申し上げます。


 さて、協会のこの1年を振り返ってみますと、大変充実した1年間であったと思います。

 昨年の6月には、城西国際大学から6名の留学生を迎えてホームステイを実施いたしました。9月に実施しました大網白里市主催の総合防災訓練は、白里小学校を本部として実施されましたが、私達協会のブースも本部近くに設置して「やさしい日本語」による避難についてのパンフレット・リーフレットを訓練参加者に配布すると同時に、口頭で説明も実施しました。

また、参加した会員も緊急携帯電話のかけ方や、携帯消火器の使い方、携帯AEDの使い方の実地訓練に参加して緊急時のための貴重な体験となっています。

 11月に実施しました城西国際大学との交流会では、日本に来て間もない留学生が大変流暢な日本語で、言葉や文化の違いを乗り越えて日本社会を理解しようとするすばらしいスピーチを頂きました。協会側からは、日本文化のおもてなしの代表格であるお茶の作法について、会員家族のプロの先生によるご指導をしていただきました。参加した学生からは、インターネットやフェイスブックで見たことはあるが、実際に体験したのは初めてで大変感動しておりました。

 本年1月に実施しました国際食文化交流会は、約115名の参加者があり、参加した国別料理は昨年より2ヵ国増えて7ヵ国となり、大変楽しい国際食文化交流会となりました。また、今回は、特に千葉テレビによります番組撮影がありましたが、この番組は千葉テレビが県内各市町村に出向いて当該市町村の歴史や文化、特産物、イベントを紹介する番組で、今回は大網白里市に来ていただいて国際食文化交流会を通じて大網白里市の歴史や文化、特産物、イベントを紹介していただきましたので、大網白里市を広く知っていただくためにも大変意義のある国際食文化交流会となりました。

 

 次に通年で実施しております事業として、日本語教室があります。日本語教室は発足して2年半を過ぎ、一定の評価と学習者の要望を踏まえて、この4月より、月2回から3回に変更し、曜日も水曜日から土曜日に変更して実施しています。また、昨年の11月から、グローバル・カフェーも運営しております。これは、以前、市が在住外国人にアンケート調査を実施したときに、地域の皆様と交流する場が欲しいとの要望が多くあったことから、多文化共生事業の一環として月1回運営しておりますが、大変好評でございます。

 

 以上が、昨年度の事業と継続事業ですが、事業の概要について説明させていただきました。更に、この5月11日(金)から12日(土)まで、千葉県が誘致している台湾からの19名の高校生による訪日教育旅行のホームステイについて、大網白里市に受入れ要請があり、国際交流協会が17名、観光協会が2名を受け入れております。

 

 最後になりましたが、国際交流事業や公益性のある多文化共生事業の推進の多くは、行政や会員各位の皆様に力によって支えられておりますが、事業を運営する協会は、公的機関や営利団体でもなく、NGO法人、NPO法人でもなく、純然たるボランティア組織でございますので、今後とも、より一層の皆様の温かいご支援、ご協力をお願いしたいと思います。

 

 本日は、新年度事業計画について第7号までの議案を提出してございます。皆様の慎重なご審議をお願いして開会の挨拶といたします。