平成30年5月12日

 

訪日教育旅行ホームステイ受け入れ体験記

大網白里市国際交流協会

会長 田村隆文

 千葉県が誘致している訪日教育旅行は、台湾・マレーシアから毎年多くの学生が千葉県を訪問しており、時期は概ね春(4月から5月)と秋(10月から11月)に実施しています。千葉県内の学校交流とホームステイを組み合わせた訪日教育旅行となっています。

 

 今般、千葉県より大網白里市に台湾の高級中学校(高校生)の男性6名、女性13名(年齢は17歳~19歳)の計19名を5月11日(土)から12日(日)までの日程によるホームステイの受入要請が市の担当課(企画政策課)にあり、教育委員会・生涯学習課を通じて当協会が17名を受け入れ、観光協会が2名を受け入れました。受け入れた台湾の高級中学生は、台湾全国の商業科系・家政科系・農業・水産工業におけるコンテストで優勝(金賞)した学生

で構成されており、今回の対象学生は商業科系及び家政科系の学生で構成されていました。

訪日教育旅行研修生受入式での市長他ホストファミリーの皆様との記念写真

 5月11日(金)の17時頃に学生が市・中央公民館に到着すると同時に金坂市長他職員の皆様、マリン、ホストファミリーの皆様が台湾の旗を振って出迎えました。

 

 金坂市長の歓迎挨拶、研修団代表挨拶、写真撮影の後、それぞれのホストファミリー宅へ出発しました。学生がホストファミリー宅で少し落ち着いた頃に、拙宅、平井家へは研修団の関係者による家庭訪問も実施されました。

 

 翌日の5月12日(土)は、08時30分までに市役所に集合して、ホストファミリーの代表(国際交流協会会長)によるお別れの挨拶と研修団代表の挨拶の後に台湾の旗を振って見送りました。

 

 当協会のホストファミリーは、拙宅が女性(2名)、古内副会長宅が女性(2名)、戸坂理事宅が女性(3名)、平井理事宅が男性(2名)、篠原会員宅が女性(2名)、佐藤会員宅が男性(2名)、関谷会員宅が女性(4名)を受け入れ、協会として女性13名、男性4名で計17名の学生を受け入れました。また、大網白里市観光協会会長の花澤会長宅で男性(2名)を受け入れていただきました。

 

 今回のホームステイは1泊2日の大変短い期間でしたが、台湾の高級中学校の商業科、家政科のコンテストで優勝された優秀な学生さんが、ホームステイを通して国際交流の芽を育み、ホストファミリーと新鮮な驚きや感動を分かち合いながら、生活環境、習慣、言葉の違いを乗り越え、生きた日本語や日本文化・習慣を少しでも学んでいただければ幸いと思っています。

また、ホストファミリーの皆様も日本の文化に少しでも触れていただきたいという「おもてなし」の気持で対応されたのではないかと思います。

 

 最後になりましたが、受入れ式では緊張していた台湾の学生たちが、出発式では涙を流して別れを惜しんでいる様子を見て、本当に良い思い出となる時間を過ごしていただいたと感じ、見送り側としても感極まりました。

研修性の皆様は5月20日まで研修・視察旅行をされますが体調管理に気を付けられて楽しい思い出となる訪日教育旅行となるように祈念しながら関係者全員で台湾の旗を振って見送りました。(文責:田村)