<田村隆文会長挨拶>

 皆さん、こんにちは。本日は、令和元年度第26回大網白里市国際交流協会の総会に当たりまして、多数の皆様のご出席をいただき、誠に有り難うございます。また、大網白里市より、深田教育長様、齋藤生涯学習課長様、茂原市国際交流協会 湯浅会長様、古作副会長様のご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。尚、金坂市長様は公務により、後ほどご臨席を賜る予定となっております。

 さて、協会のこの1年を振り返ってみますと、大変充実した1年間であったと思います。

 昨年の5月には、千葉県が誘致してる台湾からの17名の高級中学校(日本では高校生)の訪日教育旅行ホームステイを受入れました。本年度も既に5月13日に6名の台湾からのホームステイを受入れております。また、6月にも城西国際大学から5名の留学生を迎えてホームステイを実施致しました。

 11月に実施しました城西国際大学との交流会では、日本に来て間もない留学生が大変流暢な日本語で言葉や文化や習慣の違いを乗り越えて日本社会を理解しようとする素晴らしいスピーチをいただき、毎回、聞く度に感動しております。

 本年1月に実施しました国際食文化交流会は、約110名の参加者があり、参加した国別料理は9ケ国1地域となり、歌や踊りのパフォーマンスもあり、大変楽しい国際食文化交流会となりました。

 次に通年で実施しております事業として、日本語教室があります。日本語教室は発足して3年半を過ぎ、一定の評価と学習者の要望を踏まえて、この4月より、月3回から4回に変更して、毎週の土曜日に実施しております。

また、在住外国人と地域の皆様の交流の場としてのグローバルカフェーを月1回・第3土曜日に運営しております。

 以上が、昨年度の事業と継続事業ですが、事業の概要について説明させていただきました。

 さて、最近の日本の国際化は着実に進んでおります。昨年度の日本を訪問した外国人観光客は約3100万人を突破しており、在住外国人は約270万人となっております。また、本年4月からは入国管理法の改正によりまして向こう5年間で14職種の分野で34万5千人の外国人労働者を受入れる準備を進めており、多くの外国人の皆様が日本に来て生活をする事になります。

また、このために国は全国100箇所に「多文化共生相談ワンストップセンター」を設置するために約224億円の予算を計上しております。幸いなことに本市は4年前から多文化共生推進プランを策定して本市と私たち国際交流協会が連携しながら協働事業を実施しております。日本語教室、グローバルカフェーや総合災害訓練は多文化共生プランの一環として実施している事業となっております。

 

 最後になりましたが、国際交流事業や公益性のある多文化共生事業の推進の多くは、行政や会員各位の皆様の力によって支えられておりますが、事業を運営する私達の協会は、純然たるボランティア組織でございますので、今後とも、より一層の皆様の暖かいご支援、ご協力をお願いしたいと思います。

 

 本日は、新年度事業計画について第6号までの議案を提出してございます。皆様の慎重なご審議をお願いして開会の挨拶といたします。

ありがとうございました。