第23回大網白里市国際交流協会総会 レポート

平成28521日(土)大網白里市中央公民館講堂において、平成28年度年次総会が開催されました。

 総会には、大網白里市教育委員会 教育長 小髙 實 、他城西国際大学近隣の国際交流協会代表者等8名の来賓の皆様にご臨席を頂き、会員46名が出席して盛大に挙行されました。

 

 田村会長による開会の挨拶に引き続き、

小髙 實 教育長から祝辞に併せ、当協会活動への評価及び、今年度活動に対する期待のお言葉を頂きました。続いて来賓お一人ずつご紹介の後、議題 の審議に入りました。

 昨年度の事業活動報告、収支決算報告及び本年度活動計画と収支予算の提案を行い、この中で一部の予・実算について質問も頂きましたが、提案議案通り承認されました。

 続いて、当年度は二年任期の役員交替の年に当たるため、平成28年度、29年度の役員選任と役員の役割委任につ いて議案を承認いただき、  小髙 實 教育長のご挨拶

新理事一名と新監事二名紹介を行い閉会しま

した。 

 総会終了後は、会場にてミニ・パーティーを開催し、来賓及び会員との親睦を図りました。

総会終了後は、会場にてミニ・パーティを開催し、来賓及び会員との親睦を図りました。

 

<田村隆文会長の挨拶>

 

皆さん、今日は、本日は平成28年度第23回大網白里市国際交流協会のに当たりまして、多数の皆様のご出席をいただき、誠にありがとうございます。た、大網白里市教育委員会 教育長 小髙 實(おだか みのる)様を初めといたしまして各方面より多数の皆様のご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。

 開催にあたりまして、始めに、熊本県を中心に発生している一連の地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。また、被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。被災地では余震が続き、多くの方が不自由な生活を強いられ、刻々と変わる状況の中で不安な日々を過ごされておりますが、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 

 

 さて、協会のこの1年を振り返ってみますと、将来に向かって活動の幅は着実に広がった1年間であったと考えております。具体的な主な活動としましては、城西国際大学留学生との交流会では、出身国別留学生による日本語スピーチ大会を実施し、日本に来て間もない留学生が流暢な日本語で日本社会を理解しようとする大変素晴らしいスピーチをいただきましたが、参加する会員の皆様にとっても大変勉強になったとの好評を得ております。また、ホームステイ、ホームビジットは諸外国からの学生の皆様と会員家族が多様な異文化交流を体験することが出来る大変貴重な機会となっています。大学とのこれらの協同事業は文部科学省が提唱する大学のグローバル化と総務省が提唱する市町村の多文化共生社会の構築にマッチングした活動となっており、大変意義のある事だと思っております。

 また、協会主催による国際食文化交流会は、毎年、多くの皆様の参加による盛大な食文化交流会となっており、いろいろな国から来ている在住外国人の皆様による料理、歌、日常生活の紹介があり、参加された皆様には大変好評で毎年楽しみにされております。また、茂原地区在住のフィリッピン人会の皆様にも多数参加していただいており、国際食文化交流会は外房地域における地域に密着した異文化交流の原点となってきており、地域のグローバル化に極めて重要な行事となっていると考えております。

 次に、市と当協会の協同事業として実施している「大網白里市多文化共生推進プラン」は、「大網白里市第5次総合計画」に基づく分野別計画として位置付けられました。地域における情報の多言語化の一環として英語・中国語によるゴミの出し方パンフレットの作成の支援や日本語の学習支援として日本語教室を開催しております。

 地域に住む外国人の皆様が安全で安心した生活ができるように行政と緊密に連携しながら、出来ることから積極的に活動を推進して参りたいと思っています

 

 国際交流は従来の国家レベルから、地域レベル、草の根レベルの交流が益々重要となってきており、地域レベルの交流は異文化の相互理解を一層推進し、自らの地域のアイデンティティーを明らかにした魅力ある地域づくりが必要と考えられております。

 また、最近は海外からの観光客が急速に増加しており、4年後には、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、外国人の日本訪問は確実に増加するだろうと言われております。我々が住ん

でいる茂原・大網・東金地域は、地理的にも成田国際空港と東京国際空港(羽田空港)の中間地点にあることから、トランジット客(乗換客)やストップオーバー客(途中降機の短期滞在客)も増加して来ると予想されております。地域のグローバル化は、地域の経済・文化の発展の一躍を担うと言われております。これは、地方創生社会の一環でもあります。当協会としても地域のグローバル化に少しでも努力をしながら、経済・文化の発展に貢献できればと思っています。

 

 最後になりましたが、国際交流事業や多文化共生事業の多くはボランティアの皆さんの力によって支えられていると強く感じております。外国人住民を含めた地域に住む全ての人々が安心して暮らせる街を目指して行くためにも、会員の皆様やボランティアの皆様のネットワークの充実が大変重要であると考えております。

 今後とも皆様方の暖かいご支援・ご協力をお願いいたします。

 本日は、新年度事業計画について第7号までの議案を提出してございます。皆様の慎重なご審議をお願いして開会の挨拶といたします。

 

平成28年度協会役員・委員名簿承認

 

 平成28年度は役員の改選年度になり、新理事1、新監事2を迎えて、平成28年度の役員構成は下記の通りとなります。

 

 

 職   氏 名    担                  

  田村 隆文 多文化共生委員長

副会  伊東 正人 会長補佐

副会  古内 早苗 研修委員長、多文化共生副委員長      

副会  橋本 聡二 交流委員長、多文化共生副委員長

専務理事 播本 寛  広報委員長

理事会計 村中 正子 交流副委員長

  永野 和子 広報副委員長

  田中 正枝 日本語教室委員長、多文化共生委員

理事会計 戸坂 知子 研修副委員長、日本語教室委員

  坪井 百代 研修委員多文化共生委員

  平井 杏  日本語教室副委員長、交流副委員長

  郭 素霞  交流委員、多文化共生委員

  Paul A. Conroy  多文化共生委員

  田中 建一 日本語教室委員、多文化共生委員

会 員  平野 智美 広報副委員長

  八角 榮子 

  小山田 光成

 

名誉会長 金坂 昌典

最高顧問 小川 公延

 

 *新理事・監事ご紹介

田中 建一 理事>

市内養安寺に在住

・社会保険労務士として活躍しながら、複数の大学の講師兼任

昨年当協会に入会 

 

 八角 榮子 監事

当協会発足以来の会員で昨年

  度まで理事を務める

大網白里市 子ども会育成連絡協議会の会長を兼務

 

 小山田 光成 監事

平成23年入会以来、英語教室に所属、教室の活性化に貢献

大網白里市文化協会役員兼任