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第21回 大網白里市国際交流協会総会開催


524日(土)新装された大網白里市公民館にて、平成26年度の当協会総会が開催されました。総会には、来賓として、古山正洋副市長、一色忠彦市会議員、小高實教育長、塚瀬一夫東金国際交流協会会長、林千賀城西国際大学留学生センター長、織本慶一生涯学習課長、安川一省総務課副課長、二人のALT(外国語指導助手)、近郊在住フィリピン人グループの代表、奥津Bernarditaさん、Grace Zapataさん、合わせて総勢11人のご臨席を得て、盛大な総会となりました。

 

小川会長の開会の挨拶に続き、古山副市長が金坂昌典市長の代理として祝辞を述べられ、続いて一色議員が花澤房義議長の祝辞を代読された後、小川会長が議長となり、議事の審議に入りました。

 

当日の議事は7項目ありましたが、議案第1号 平成25年度事業報告、第2号 平成25年度収支決算報告、第3号 平成25年度会計監査報告、第4号 平成26年度事業計画案、第5号 平成26年度収支予算案、第6号 規約の改正 が承認された後、第7号議案 役員の改選にて、小川会長が勇退を発表され、新理事候補15名と新監事2名を紹介されて、出席会員(47名)の承認を得ました。

 

その後、新理事と新監事は別室にて役員の互選を行い、新たに会長に田村隆文氏、副会長に山田繁子氏、伊東正人氏、古内早苗氏、専務理事に橋本聡二氏、監事に小林正和氏と秋葉輝代氏を選出したことを報告し、総会の全議事を無事終了しました。

 

議事終了後、小川前会長が退任の挨拶、田村新会長が新任の挨拶を行いました。その内容は、それぞれ、別途、掲載しましたので参照下さい。小川前会長は、その挨拶で、かのマッカーサー将軍の別れの演説「老兵は死なず…」を引用されましたが、感慨深いものがありました。


 総会終了後、恒例のミニ・パーティーが開催され、来賓と会員、新旧役員、それぞれに楽しい交歓のひと時を過ごし、山田副会長の快活な中締めの言葉で、打ち上げとしました。

 

小川公延会長・総会挨拶

 皆さん、こんにちは。本日は、平成26年度第21回国際交流協会の総会に当たりまして、多数の会員の皆さんがご出席頂きまして有難うございます。また、古山副市長さんはじめ、各方面より多数の来賓の皆様のご臨席を頂きまして、誠に有難うございます。

 

 さて、この協会の過去1年間の活動を振り返ってみますと、この1年は、この協会が更に活動の幅を広げ、発展していくターニングポイントであったと考えております。


 主な活動を取り上げてみますと、城西国際大学のご協力を頂いた世界各国からの留学生による日本語スピーチ大会は、海外の若者達との素晴らしい交流の機会となりました。将来、留学生達を通じて、多くの世界の人達が日本について理解し、親しみを持ってくれることを心から願っております。


 次に、国際食文化交流会には、本日おいで頂いておりますフィリピンの方々をはじめ多くの在住外国人の方々にご参加を頂いて、それぞれの食文化を通じて、交流の輪を広げることが出来ました。

 

 また、市の教育委員会のご配慮を頂いて、お二人のALTを派遣して頂いております初級、中級の英会話教室には、約40名の会員が学んでおりまして、英会話の学習と同時にALTを通じて国際理解の機会ともなっております。その他研修視察も多くの会員のご参加を頂きました。


 もう一つ重要なことは、多文化共生推進会議の設置でありました。多文化共生の推進は国の方針であり、この会議の論議の結果、行政に対し、行政と民間団体で構成される多文化共生推進会議の設置を要望致しました。

 

 幸いなことに、行政の側では、総務課を中心として、迅速に対応して頂きまして、この会議の準備の為の予算措置もされ、会議メンバーの人選に入っていると伺っております。これによりまして、我が市の多文化共生事業の方向が見えてきたと思います。これについては、この協会として積極的に協力して行きたいと考えております。皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。

 

 今日は、この協会の更なる発展を目的として、7号までの議案を提出してございます。皆様の慎重なご審議をお願いして、開会のご挨拶と致します。

 

役員退任の挨拶・小川公延前会長

 先ほど発表致しました通り、新役員が理事会の互選により決定しましたので、旧役員を代表して、一言ご挨拶を申し上げます。

 

 私は、この協会の設立から20年余り活動に参加させて頂き、最後に24年間会長を勤めさせて頂いて、この度退任することになりました。

 

 振り返ってみますと、この協会もスタート後は、行政と協力して、成人の海外派遣に5年間取組み、また、中学生の海外派遣、相互のホームステイ等々、活発な活動をしていたのでありますが、その後、いろいろ紆余曲折があり、停滞した時期もありました。

 

 しかし、私は中心になる会員が国際交流に対して、しっかりとした理念を持ち、良い活動をしていれば、必ずそれに共鳴して集まってくる会員がいると信じて活動を続けて参りました。最近になりまして、この協会に活動の意義を理解してくれる会員が少しずつ増え始めておりまして、大変うれしく思います。長い間、共に活動してくださった皆様に、心からお礼を申し上げます。

 

 さて、新会長の田村さんは、元中央官庁の公務員であり、外交官として海外勤務の経験もあることから、配慮の行き届いた人、実力は勿論、国際交流の大切さを身をもって経験されている方であります。田村さんは、この大網白里に移住する気になったのは、畑で野菜を作ったり、海で魚を釣ったりしたいからだ、本来、自分はアウトドア派だと言っておられます。

 

 このように明るい気取らない性格の方でありますので、この協会のリーダーとして打ってつけの人であると考えています。ご本人は、この協会に入って日が浅いからと大変遠慮されておりますが、今申し上げたように、最適任の方でありますので、事前に強くお願いした次第であります。

 

 そして、田村さんに加えて3人の強力な副会長さんと、二人の監事さん、専務理事さんがおります。このような強力なリーダーの下で、この協会の発展を展望しながら退任させて頂くことは、私にとってこんな幸せなことはないと考えております。どうか旧役員同様、新役員に対しても皆様のご協力をお願い申し上げます。

 

 最後に、少し恥ずかしいのですが、私の印象に残っております著名人の別れの挨拶の一部を引用させて頂きます。それは、1945年、第二次世界大戦後、GHQの最高司令官として日本にいましたダグラス・マッカーサー将軍の言葉であります。マッカーサー将軍は、1950年に起こった朝鮮戦争で指揮を執ったのですが、その停戦について時のトルーマン政権と対立し、解任されます。ワシントンに帰ったマッカーサーが、上下院合同会議で行った52年の兵役引退の演説の一部がこれであります。ご存じの方もあると思います。

 

「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」名訳だと思いますが、元の言葉は、

Old soldiers never die; they just fade away」であります。

Once again. Old soldiers never die; they just fade away

 

 私は、マッカーサー将軍のように、偉い人ではありませんが、この際、静かに消えて行きたいと考えております。長い間、ご協力有難うございました。

 

 

平成26年度新役員・委員

 

 ( 役    職 )

  会     長 

  副 会 長 

  副 会 長 

  副 会 長 

   専務理事 

  理  事 

  理  事 

  理  事 

  理  事 

  理  事 

  理  事 

  理  事 

  理  事

  理  事 

  理  事  

  監  事 

  監  事 

  最高顧問 

  顧  問    

 

(  氏   名  )      ( 担   当 )

田村 隆文  多文化共生委員長

山田 繁子      交流委員長

伊東 正人  広報委員長

古内 早苗  研修委員長

橋本 聡二  多文化共生副委員長 

高橋美樹子  会計、広報委員

永野 和子  広報副委員長

八角 榮子  交流委員

村中 正子  交流副委員長

石井 光子  交流委員

上野知代子  研修副委員長

花澤 房義  交流委員

田中 正枝  研修委員、多文化共生委員  

戸坂 知子  会計、研修委員、多文化共生委員

坪井 百代  研修委員、多文化共生委員

小林 正和

秋葉 輝代

小川 公延

一色 忠彦