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ドイツ・オーストリア音楽の旅

平成25年度 海外視察事業 村中正子 理事(交流委員会 副委員長)

大網白里市国際交流協会 海外視察研修

 今年度の海外視察事業は、初めてのヨーロッパ(ドイツ・オーストリア)の5つの世界遺産を巡る総勢28名のツアーの中に6名(男3名、女3名)で参加しました。

 113日、1225分発オーストリア航空機にてドイツへ。ウィーンを経由して、フランクフルトには19時着(日本時間では、翌日の午前3時)ホテル着後すぐに就寝。

 2日目は、世界遺産ライン河クルーズです。強風とどんよりとした厚い曇り空の中、リューデスハイムへ。ライン河の両側は急傾斜の岩山ですが、ほとんどがブドウ畑で、黄色く紅葉していてとてもきれいでした。ローレライの岩にたどりつく頃には青空が顔をだし、虹もかかりとてもすばらしい景色でした。

 3日目は、ローテンブルグ観光です。中世の市壁に囲まれた15世紀以来の木組みと赤いレンガ屋根の家並みが、中世の姿を今に伝えていて、とても雰囲気のある旧市街地でした。2時間ほど市内観光の後、午後ロマンチック街道をミュンヘンへ。約3時間のドライブでしたが、どこまで行っても右も左もブドウ畑ばかりで圧巻でした。

大網白里市国際交流協会 海外視察
今回の参加者

 4日目は、ドイツ観光のハイライトであるノイシュバンシュタイン城へ。小雨の中でしたが、中世の城をイメージして造られた美しい城内を見学しました。

 5日目は、世界遺産のザルツブルク市内観光。サウンド・オブ・ミュージックの舞台となった美しいミラベル庭園やモーツアルトの生家、カラヤンの生家等を見学しました。中世の街がそのままの姿で、今も人々が生活しているのが不思議で、まるで中世へタイムスリップしたようでした。

 6日目は、世界遺産のウィーン市内観光。シェーンブルン宮殿、ベルベデーレ宮殿、オペラ座等、ルネッサンス様式、ギリシャ様式、ゴシック様式の美しい建造物が立ち並び圧倒されました。

 

大網白里市国際交流協会 海外視察研修
シェーンブルン宮殿前の筆者

 午後の自由時間のとき、私たち参加者6名で、トラムと呼ばれる市電に乗って、中央霊園へ行き、ベートーベンのお墓の前で、中國、稲見両氏が第九を熱唱されたのには感激しました。大網白里の市制施行の記念にと合唱されたものが、はるかウィーンまで来て、ベートーベンのお墓の前で聴くことができるなんて、夢のようでした。

 夜は、シェーンブルン宮殿内のクラシックコンサートも楽しむことが出来ました。

 8日間という長い旅でしたが、思いきって参加してよかったと思います。

 しかし、食事は、日本のものが最高だということが、海外に出ると、改めて認識することができました。ドイツ、オーストリアでは、昼、夜ともウィンナー等の肉と主食のジャガイモでした。野菜がほとんどなくて、帰国してからは、おもわず緑の野菜類をたくさん買ってしまいました。

 もっと多くの方が参加されたら、より一層充実した視察旅行であったろうと思いますが、8日間は、ちょっと長いかもしれませんね。

 この視察旅行を計画していただいた国際交流協会の小川会長、中國副会長様には、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。